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社団松和会望星平塚クリニック

透析病院

半年たっても水量·水質ダウンは見られず。交換時期を通常よりも大幅に遅らせることを実現。

実際に日々患者の治療にあたっている透析病院にてUFBノズルをご活用いただいている。この事例では設置後2年以上経過観察の結果RO膜は清潔な状態を保持している。

透析病院でUFBノズルを活用する目的は大きく分けて二つある。一つは透析用配管の洗浄用途。もう一つは濾過膜の洗浄用途である。
透析用配管は各種スケールやバイオフィルムで汚染されやすいため日常的な薬液によるクリーニングが必須となっている。薬液の種類やその濃度や、洗浄時間を管理しながらの清掃工程は担当技師にとって負担が大気いことに加え、薬液による設備の劣化·交換コストも負担となる。
そしてRO膜をはじめとする各種濾過膜は経年で徐々に膜面が汚れていき、水質悪化と回収率の悪化を招く。
回収率が悪化することで使用水量が増加し、ランニングコストの増加につながる。こちらも日常的なメンテナンスとして膜面の汚れを落とす清掃コストや、完全に使えなくなった場合の交換コストが負担となる。

上記の課題への対策として、透析ラインの洗浄部分と、RO装置の2か所にUFB DUAL™を設置した。
まず、人工透析用配管洗浄用途として、洗浄時に透析供給装置へ送るRO水送水ラインにUFB DUAL™を設置し、それ以降の配管内部に付着した汚れを剥離排除させることとした。
透析装置導入時と開業途中からの2パターンで設置しテストを行った結果、導入当初から設置した場合は配管には、付着物は発見できなかった。また、開業途中からの設置の場合も少しずつ配管が清浄化され汚れが付きにくくなった。
そしてももう一か所の水処理濾過膜用原水処理用途では濾過膜の原水供給側にUFB DUAL™を設置し、濾過膜濃縮水側に微細気泡を供給し膜表面の汚れを装置を稼働させながら常時剥離排除させることとした。
こちらも水処理導入時に設置した場合、半年たっても水量·水質ダウンが見られず設置後2年以上経過観察を行っているがRO膜は清潔な状態を保持しており、RO膜や配管の交換時期を通常よりも大幅に遅らせることができている。

UFB DUAL™の透析病院での利用は、水道代が大幅にダウンする可能性がある。
膜面が汚れなくなることで純水の回収率があまり低下しなくなり、トータル使用水量を確実に抑えることができる。
(例えば10トンのRO水を製造する場合、回収率60%であれば、16.7トンの水が必要。​回収率80%ならば12.5トン。その差4.2トン×420円(水道代)=1,760円約60床で3回/日透析をした場合、180万円/年の差異が出ることとなる。)​

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